(ダンパーのもらい錆をプラスチックメディアで除去した事例)N社
もらい錆がついたダンパーをオーバーホールする際に、従来はワイヤーブラシなどでもらい錆をこすり落としていましたが、労力もかかり、なかなか大変な作業となっておりました。
この度、エアーブラスト方式による錆とり方法に変更したところ、照射面積が大きく広範囲にわたり処理が一気に進むので、作業負荷が大幅に軽減されるだけでなく、作業時間も1/5~1/10と大幅に削減できるようになりました。
また、重力式と直圧式のエアーブラスト機とでは、同じ照射時間でも、表面の削れ具合が異なり、目的に応じて照射方法を選択しています。
【左半分】もらい錆のみを除去した状態(当初の塗装が残っている状態)
対象物:鉄パイプ材
使用メディア:サンブラストL70
使用装置:重力式エアーブラスト機
【右半分】もらい錆と塗装を同時に除去した状態
対象物:鉄パイプ材
使用メディア:サンブラストH50
使用装置:直圧式ブラスト機
プラレンジャーから一言
エアーブラスト(*1)することで、対象物の表面に付着しているもらい錆や塗装を除去することができます。使用する研磨材のグレードや使用する装置で仕上がりが異なりますので、まずはテスト加工をさせていただき、条件等を決めさせていただきます
*1 エアーブラストとは、コンプレッサーで作った圧縮エアと研磨材をノズルから噴射すること