プラスチック成形品は、軽量で安価でとても便利に使われており、日常生活にはかかせません。しかし、材料自体の経時変化や「熱」、「光」、「水」、「金属や金属化合物との接触」、「応力・ひずみ」などの様々な外的要因により劣化が避けられません。また、プラスチック製品がどのような環境下で、どれくらいの期間や時間、使用されるかをしっかり把握しても、実際のその寿命を予測することは容易ではありません。
それは何故なのでしょうか?
主な理由は以下の3点にあります。
- (ア) 様々な種類の合成樹脂はそれぞれ特徴があり、さらに酸化・紫外線防止剤、難燃剤、充てん剤
- など多くの添加剤が使用されている
- (イ) 使用条件や使用環境が多様
- (ウ) 寿命の判定基準自体が多様(保管寿命、外観寿命、故障寿命、破壊寿命、残存寿命など)
製品を最適に設計し安全性を確保するためには、製品の寿命を予測し、使用可能期間や使用時間を推定することが極めて重要です。その際に、まずプラスチック製品の原料となる合成樹脂を適切に選ぶことが大きなカギとなることは言うまでもありません。
現在ある様々なデータベースを集計すると、85000種類以上の商用樹脂材がリストアップされています。この膨大な選択肢から最適な材料を選択することは非常に難しく、専門的な知識と経験が必要です。
グランツでは、35年間で3500種類以上のプラスチック原料を扱ってきた実績があります。さらに、プラスチックのスクラップから、用途に合わせてスペックをコントロールした再生材料も提供しています。
ぜひ一度、樹脂原料の専門家である我々プラレンジャーにお問合せください。