近年、世界的にマイクロプラスチックなどの海洋汚染問題が深刻化し、「SDGs」などで世界共通認識としてごみ問題が共有されるようになりました。それに伴い、企業単位でも環境問題に取り組む必要性が認識され、その気運が高まってきています。そもそもプラスチックごみの量自体を減らすことが前提となります。しかし、私たちの生活の中でプラスチックは大変便利なものとして幅広く使用され、不可欠なものであることも事実です。こうした使用済みのプラスチックなどを再利用し、製品として再び世の中に循環させることは、問題解決のための重要なアプローチとなります。
また、再生プラスチックを使うことで様々な企業メリットとなる可能性があります。
例えば
- 環境に配慮した商品として、製品のイメージアップにつながり、ヒットする要因の一つになる。
- 環境活動は企業そのもののイメージアップとなり、高額な広告宣伝費に匹敵する。
- 社員一人一人が環境に意識をするようになり、環境保全のための新たな工夫が生まれる。
- 環境志向の会社として、社会から信頼が高まる。
このように、目先の事だけでなく地球環境を考える事が、持続的企業経営に重要なカギとなってきています。
これまで再生プラスチックはコストダウンが出来るということで採用されることが一般的でした。しかし、これからは、たとえ再生プラスチックを使用することがコスト面でのメリットにならないとしても、「かけがえのない地球環境を守る」ために使用することで企業のイメージアップだけでなく、企業価値そのものの向上につながる・・・そんな時代がやってくるだろうと私たちは考えています。